石川雅規さんが23年連続勝利 完封勝は歴代2位の年長記録
ヤクルトの石川雅規投手が2日、楽天モバイルで行われた楽天3回戦に先発登板し、5回を4安打無四球1三振の無失点に抑えて今季初白星を挙げ、プロ1年目の2002年から23年連続勝利を達成。自身の持つ球団最年長勝利記録を44歳4か月に更新した。
初登板はプロ1年目の2002年4月4日の広島3回戦(神宮)で先発し、6回2/3を無失点に抑えて初勝利。昨年5月10日の阪神8回戦(甲子園)で22年連続勝利を達成していた。
23年連続勝利は、工藤公康、山本昌、三浦大輔に次いで史上4人目のNPBタイ記録。左腕で23年は工藤、山本昌に次いで3人目。単独球団で23年は山本昌、三浦に次いで3人目。 プロ1年目からに限ると、米田哲也の22年を47年ぶりに更新するNPB新記録。
【連続シーズン勝利記録】
1位タイ 23年 ★工藤公康(1985~2007、西武-ダイエー-巨人-横浜)
1位タイ 23年 ★山本昌(1988~2010、中日)
1位タイ 23年 三浦大輔(1993~2015、横浜/DeNA)
1位タイ 23年 ◎★石川雅規(2002~、ヤクルト)
5位 22年 ◎米田哲也(1956~77、阪急-阪神-近鉄)
◎印はプロ1年目からの連続勝利。★印は左腕。
この試合は降雨のため5回裏終了コールドゲームとなり、2021/6/4の西武戦以来3年ぶりの完投および無四球試合、2015/4/25の巨人戦以来9年ぶりの完封勝利も記録。2021年の試合も降雨コールドゲームで、5回を3安打無四球2三振の1失点に抑え、この年の初勝利を挙げている。
44歳4か月での無四球試合は、山本昌(中日)の43歳0か月を16年ぶりに更新するNPB最年長記録。
【無四球試合年長記録】
1位 44歳4か月 石川雅規(ヤクルト) 2024/6/2 ※5回コールド
2位 43歳0か月 山本昌(中日) 2008/8/24
3位 42歳7か月 若林忠志(毎日) 1950/10/14
4位 41歳4か月 石川雅規(ヤクルト) 2021/6/4 ※5回コールド
5位 41歳1か月 山本昌(中日) 2006/9/16
44歳4か月での完封勝利は、山本昌(中日)の45歳0か月に次ぐ歴代2位の年長記録。
【完封勝利年長記録】
1位 45歳0か月 山本昌(中日) 2010/9/4
2位 44歳4か月 石川雅規(ヤクルト) 2024/6/2 ※5回コールド
3位 42歳8か月 若林忠志(毎日) 1950/11/12
4位 41歳8か月 大野豊(広島) 1997/4/30
5位 41歳1か月 黒田博樹(広島) 2016/4/2
9年ぶりの完封勝利は、藤村富美男(阪神)、横田久則(西武)、藤井秀悟(DeNA)の11年に次ぐ歴代4位タイのブランク完封記録。球団では西井哲夫の8年を更新する最長ブランクとなった。
【ブランク完封記録】
1位タイ 11年 藤村富美男(阪神) 1937→48年
1位タイ 11年 横田久則(西武) 1987→98年
1位タイ 11年 藤井秀悟(DeNA) 2002→13年
4位タイ 9年 許銘傑(西武) 2002→11年
4位タイ 9年 黒田博樹(広島) 2007→16年
4位タイ 9年 石川雅規(ヤクルト) 2015→24年